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Claude Code / Claude Desktop から動画編集の反復作業を一括実行する MCP サーバー

Claude Desktop や Claude Code (CLI) から MCP 経由でブラウザ動画エディター VideoBuff を駆動し、大量のクリップ配置・トリミング・テキスト追加・色調整といった反復作業をまとめて片付けるためのサーバー。センスよく仕上げる AI ではなく、エディター操作を自然言語で一括駆動するための道具です。.mcpb ワンクリックインストール対応、stdio ベースで Claude Code からも利用可能。

Claude に任せるのは「手作業」、センスは自分で持つ

VideoBuff の MCP サーバーは、Claude Desktop や Claude Code (CLI) からタイムライン操作を一括で叩くための道具です。想定している用途はシンプルで、「わかってるけど手でやると面倒な操作」を 1 プロンプトで終わらせること。たとえば以下のようなケースです。

  • インポートした 30 枚の画像を各 3 秒でタイムラインに並べ、間に 0.5 秒のクロスフェードを入れる
  • タイムライン上の全テキストクリップのフォントサイズを 48 に揃える
  • 音声トラックの無音区間 (-40dB 以下 / 0.5 秒以上) を全部カット
  • 各クリップに「#01」「#02」…というナンバリングテキストを左下に重ねる
  • 全クリップの色味を特定のパラメータで統一する

逆に、「いい感じにかっこよく編集して」「ショート動画っぽく仕上げて」といった抽象的な指示は得意ではありません。Claude はタイムラインのメタデータ (クリップ一覧、長さ、テキスト内容、色パラメータ) を読んで機械的に操作を流すだけで、プレビューを「見て」センスの良し悪しを判断することはできません。

最も効く使い方は、色や構成のセンスは人間が決めて、機械的な反映作業を Claude に任せる分業です。Premiere Pro や Final Cut で言えば「マクロ / スクリプトを自然言語で書けるようになった」感覚に近く、動画編集に AI の創造性を求めるツールではありません。

MCP サーバーはブラウザタブ越しに VideoBuff を操作する仕組みなので、タブを閉じた瞬間に連携は切れます。Claude 側に権限を常駐させる設計ではありません。手動編集との併用も前提で、マウスとキーボードは連携中もそのまま使えます。

インストール:Claude Desktop

Claude Desktop を利用している場合、ワンクリックでインストール可能な .mcpb バンドルを VideoBuff サイトのフッターまたは設定ダイアログから入手できます。ダウンロードした .mcpb ファイルをダブルクリックすると Claude Desktop が開き、拡張機能として追加するかの確認が表示されます。

承認後は VideoBuff 固有のツール群(クリップ追加・テキスト編集・書き出しダイアログなど)が Claude から見えるようになります。VideoBuff の編集タブを開いた状態で Claude にプロンプトを投げると、Claude はタブの内容を取得しつつ必要なツールを呼び出します。

バージョンアップ時は同じく .mcpb の最新版をダウンロードし直してインストールすれば上書き更新されます。

インストール:Claude Code (CLI) から使う

Claude Code ユーザーにとっては、VideoBuff MCP サーバーは普段の CLI ワークフローにそのまま差し込める stdio サーバーです。.mcpb バンドルを展開した中に含まれる dist/index.js を、Claude Code の MCP 設定 (~/.config/claude-code/mcp.json 等) に stdio コマンドとして登録すれば連携が有効になります。

ターミナルで claude code を起動した状態で VideoBuff のタブを開いておけば、「このフォルダの動画を全部 5 秒ずつに揃えてタイムラインに並べて」のようなプロンプトをターミナルから投げるだけで編集が始まります。CLI ネイティブな作業フロー (git / ffmpeg / make などと同じ階層) に動画編集を組み込みたい開発者に最も向く使い方です。

複数の Claude Code セッションが同時に同じ VideoBuff タブを操作しようとした場合も、リーダー選出の仕組みで 1 セッションだけがアクティブになり、他はフォロワーとして同じ編集状態を共有します。長時間の編集セッションで端末がクラッシュしても、別セッションからシームレスに引き継げます。

詳細な設定ファイルの記述例は配布バンドル内の README を参照してください。

プロンプト例:反復作業を一気に片付ける

VideoBuff MCP が最も活きるのは「単調だが量がある」編集を 1 プロンプトで終わらせるケースです。日本語でも英語でも、自然な文章でそのまま指示できます。

一括レイアウト系

  • 「インポート済みの画像を全部タイムラインに並べて、各 3 秒・間に 0.5 秒のクロスフェードを入れて」
  • 「ビデオトラックに 20 個あるクリップを、先頭から番号順に『#01』『#02』…と左下に入れて、フォントサイズは 32、白抜き」
  • 「全テキストクリップのフォントサイズを 48 に統一、色は #ffffff、ドロップシャドウあり」

一括加工系

  • 「音声トラックの無音部分 (-40dB 以下 / 0.5 秒以上) を全部トリム」
  • 「全クリップの彩度を +10、コントラストを +5 で統一」
  • 「偶数番目のクリップだけ再生速度を 1.5 倍に」

選択的な操作

  • 「3 秒より短いクリップを全部消して、残ったクリップを詰めて」
  • 「テキストに『DRAFT』を含むクリップを全部削除」
  • 「タイムライン上で 30 秒以降にあるクリップを全部トラック 2 に移動」

Claude はタイムラインの現在の状態 (クリップ一覧、長さ、テキスト内容、色パラメータ) をツール経由で読み取ってから行動するので、「今あるテキストを全部 10pt 大きく」のような状態依存の指示も通ります。

効果が薄い/失敗しやすいプロンプトは抽象的なもの。「いい感じに」「TikTok っぽく」「プロっぽく」「かっこよく」といった指示は、具体的な操作列に変換できないので Claude が何もできないか、期待からズレた結果になります。そうした方向性は人間側で「各クリップ 1.5 秒に揃えて、間にパンチインを入れて」のような具体的なオペレーションに落としてから渡すのが確実です。

書き出しは手動: 解像度・コーデック・保存先の選択が必要なので、書き出しの実行自体はユーザーがダイアログでクリックします。Claude はダイアログを開くところまで進めて「解像度と保存先を選んで Export を押してください」と案内します。

できないこと:期待値を外さないための注意点

誤った期待値で使うと「思っていたのと違う」になりがちなので、現時点の制約を明確にしておきます。

視覚・聴覚的な判断はできません。プレビュー画面の絵を「見て」レイアウトを評価したり、音声波形を「聴いて」ナレーションの位置を合わせたりは現状できません。Claude が触るのはメタデータ (クリップ一覧、長さ、テキスト内容、色パラメータ、フォントサイズの測定値) のみで、そこから推論して機械的に操作を流すだけです。「いい感じに仕上がったか」は人間が最終プレビューで確認する前提です。

抽象的・美的な指示は弱い。「かっこよく」「プロっぽく」「TikTok っぽく」「映画っぽいカラグレ」といったトーン指定は具体操作に落とせないので、動かないか的を外します。「彩度 +15 / コントラスト +10 / 色温度 -200」のような具体的なパラメータで指示するのが確実です。

ファイル入出力は人間のクリックが必要。インポートも書き出しも、ブラウザのファイル選択ダイアログ / 保存先選択ダイアログが出る構造になっています。Claude はダイアログを開くところまで進めて、ユーザーに選択を促します。ローカルファイルシステムへの直接アクセス権を Claude に渡さないポリシーです。

複雑な連続編集は段階的に。「カット → テキスト → カラー → 書き出し」を 1 プロンプトに詰め込むより、1 段階ずつ指示する方が安定して動きます。大規模な一括操作 (数十クリップ規模) は得意ですが、「5 種類の異なる操作を連鎖させて最終形を作る」ような指示は、途中で文脈を失うことがあります。

タブが閉じると連携は切れます。VideoBuff のタブがアクティブでないと Claude からの操作は届きません。バックグラウンドで長時間の自動編集を回しっぱなしにする、という使い方には向きません。

プライバシー:何が送信されるか

動画・音声・画像ファイルやプロジェクトデータは、Claude 連携中でも一切サーバーには送信されません。編集処理はすべてブラウザ内で完結し、Claude もブラウザ内の状態をローカルの MCP サーバー経由で読むだけです。

改善目的の匿名利用統計のみ、送信される場合があります。内訳はツール名・成否・おおまかな所要時間・MCP バージョン・OS 種別です。編集中のファイルの内容、プロジェクト名、テキスト内容などは含まれません。利用動向の把握のため、端末内に匿名 UUID を 1 つ保存してそれを識別子として付与しますが、個人を特定する情報は含みません。

匿名利用統計は、エディタ右上の設定(歯車アイコン)からいつでもオフにできます。詳細はプライバシーポリシーを参照してください。

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