動画編集キーボードショートカット完全ガイド|Premiere Pro / Final Cut 経験者にもなじむキー操作
VideoBuff で使える動画編集キーボードショートカットを、再生・編集・コマンドパレット・ナビゲーション・選択に分けて解説。J/K/L、C (カット)、T (テキスト追加)、⌘Z (元に戻す) など、Premiere Pro / Final Cut でおなじみのキーを中心にしているので、経験者もすぐに手が慣れます。キー操作で手早く編集したい人のためのリファレンスです。
なぜキーボードが速いのか
動画編集の速さは、結局のところ「どれだけ速くプレイヘッドを目的の位置に置けるか」「どれだけ速く切って並べられるか」で決まります。マウスでタイムラインをなぞるより、キーを押すほうが速く、正確です。
VideoBuff のショートカットは、J/K/L、C(カット)、⌘Z(元に戻す)など、Premiere Pro などの編集ソフトでおなじみのキーを中心にしています。ただし、J は逆再生ではなく 1 フレーム戻る、L は押しても速くならず通常の速さで再生する、など動きの違うキーもあります。このページの組み合わせを少し練習すれば、マウス中心の編集より手早くなる感覚がつかめるはずです。
以下、再生・編集・コマンドパレット・ナビゲーション・選択に分けて紹介します。文字を入力している欄(テキストの編集やプロジェクト名など)では、ショートカットは働かず、普通に文字が入力されます。
再生とスクラブ
スペースキーで再生・停止を切り替えます。プレビュー画面の何も置かれていないところをクリックしても同じ動作なので、好みで使い分けられます。
K で一時停止、L で再生、J で 1 フレーム戻ります。
M でミュートを切り替えます。これはプレビュー再生の音量(マスタボリューム)のミュートで、各クリップの音量や書き出す動画の音には影響しません。
フレーム単位の微調整は左右の矢印キー(または , と .)。1 フレームずつ戻る/進むので、カット位置の 1 フレームのずれを確かめるときに使います。Shift+左右の矢印キーなら 1 秒ずつ動きます。
編集操作
C はカットツールです。C を押してから、クリップの切りたい位置をクリックすると、そこで 2 つに分かれます。1 回切ると選択ツールに戻ります。再生ヘッドの位置で切りたいときは、クリップを右クリックして「プレイヘッド位置でカット」を選びます。
T でテキストクリップを追加します。再生ヘッドの位置(ふさがっていれば、その後ろの空いているところ)に置かれます。
⌘Z(Windows では Ctrl+Z)で元に戻す、⌘⇧Z(または Ctrl+Shift+Z)でやり直しです。直近の 50 回まで戻せるので、思い切った編集を試してから戻す、という使い方も気兼ねなくできます。
Delete(または Backspace)で選択中のクリップを削除します。⌘S(または Ctrl+S)ですぐに保存しますが、編集は 1 秒ほど手を止めると自動で保存されるので、押す機会はあまりありません。
コマンドパレットとショートカット一覧
すべてのショートカットを覚える必要はありません。⌘K(Windows では Ctrl+K)か、ヘッダーの「コマンドを検索」ボタンでコマンドパレットが開きます。「カット」「元に戻す」などやりたい操作を入力すれば、メニューを探さずにそのまま実行できます。Esc キーで閉じます。
コマンドパレットには、キーの割り当てがない操作もあります。
- 「書き出しダイアログを開く」
- 「アスペクト比: 16:9 (横)」「アスペクト比: 9:16 (縦)」「アスペクト比: 1:1 (正方形)」「アスペクト比: 4:3」
- 「ガイドを開く」「更新履歴を開く」
?(Shift+/)を押すと、使えるキーボードショートカットの一覧がグループ別に表示されます。再生中でも開けるので、覚えている途中の手元の早見表として使えます。同じキーをもう一度押すと閉じます。
知らない操作は、まずコマンドパレットで名前を引いてみる、という習慣をつけると、編集のリズムを崩さずに済みます。
ナビゲーション
Home キーでタイムラインの先頭、End キーで末尾にプレイヘッドが移動します。長いプロジェクトで「もう一度頭から」というときに便利です。
タイムラインのズームは ⌘ + = と ⌘ + -(Windows では Ctrl)。⌘ / Ctrl を押しながらマウスホイールを回してもズームでき、そのときはマウスのある位置を中心に拡大・縮小します。ズームの範囲は 5%〜300% で、プロジェクト全体を見渡すことも、切り替わりの一瞬を細かく合わせることも同じ画面でできます。
Shift+左右の矢印キーでプレイヘッドを 1 秒ずつ動かします(矢印キーだけなら 1 フレームずつ)。
選択
クリップをクリックすると選択され、インスペクターでそのクリップの設定を変えられます。選べるのは一度に 1 つです。
選択中のクリップは Delete(または Backspace)で削除できます。消しすぎたときは ⌘Z で戻せます。
V で選択ツール、C でカットツールに切り替わります。Esc を押すと選択ツールに戻ります。
チートシート
よく使うショートカットだけをコンパクトにまとめます。印刷してディスプレイの横に貼っておくのもおすすめです。
- 再生: Space(再生/停止) / K(停止) / L(再生) / J(1 フレーム戻る) / ← →、, .(1 フレーム) / Shift+← →(1 秒) / M(プレビューのミュート)
- 編集: C(カットツール) / T(テキスト追加) / Delete・Backspace(削除) / ⌘Z(元に戻す) / ⌘⇧Z(やり直し) / ⌘S(保存)
- ナビ: Home(先頭) / End(末尾) / ⌘= ⌘-(ズーム) / ⌘+ホイール(ズーム)
- 選択: クリック(選択) / V(選択ツール) / C(カットツール) / Esc(選択ツールに戻る)
- ヘルプ: ⌘K(コマンドパレット) / ?(ショートカット一覧)
Windows では ⌘ の代わりに Ctrl を使います。再生ヘッドの位置で切るときは、右クリックの「プレイヘッド位置でカット」を使います。


