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スピードランプ

スピードランプ機能を使って映像の速度を自在にコントロールする方法を解説します。スローモーションからタイムラプスまで、イージング付きの滑らかな速度変化を実現しましょう。

スピードコントロールの概要

VideoBuffのスピードコントロール機能では、0.1倍(10分の1速度のスローモーション)から10倍速(タイムラプス風)まで、映像の再生速度を自在に調整できます。単純な速度変更だけでなく、イージングカーブを使った滑らかなスピードランプ(徐々に加速・減速する効果)にも対応しています。

アクション映像のハイライトシーンをスローモーションで強調したり、長時間の作業風景をタイムラプスで圧縮したりと、映像のテンポと緩急を演出できます。ピッチ保持機能により、速度変更時も音声の高さを自然に保つことが可能です。

基本的な速度変更

速度を変更するには、タイムライン上でクリップを選択し、インスペクターパネルの「Speed」セクションでレートを調整します。スライダーをドラッグするか、数値を直接入力して速度を設定できます。

速度を変更するとクリップの長さも自動的に調整されます(2倍速ならクリップの長さが半分に、0.5倍速なら2倍の長さになります)。速度変更はリアルタイムでプレビューに反映されるため、最適な速度を確認しながら調整できます。

タイムライン上のクリップには速度が表示されるため、どのクリップに速度変更が適用されているか一目で確認できます。

イージング付きスピードランプ

イージングトグルを有効にすると、速度変化が急激ではなく滑らかなカーブで行われるようになります。ランプ時間は100msから3000msの範囲で設定でき、この期間をかけて元の速度から目標速度に遷移します。

例えば1倍速から0.3倍速へのスローモーション遷移に500msのイージングを設定すると、半秒かけて自然に減速する映画的な効果が得られます。イージングカーブはベジエ曲線で計算されるため、機械的ではない有機的な速度変化を実現します。

アクション映像やスポーツ映像のハイライトで特に効果的です。

範囲指定の速度変更

クリップ全体ではなく、特定の範囲だけに速度変更を適用することも可能です。範囲の開始位置と終了位置をパーセンテージで指定します(例:クリップの30%〜60%の区間のみスローモーションにする)。

これにより、同じクリップ内で通常速度の部分とスローモーションの部分を作り出すことができます。範囲外の部分は元の速度のまま再生されます。

この機能はクリップを分割せずに速度変化を付けたい場合に便利で、タイムラインをシンプルに保ちながら高度な速度演出が可能です。

ピッチ保持

速度を変更すると通常は音声のピッチ(音の高さ)も変化します。2倍速では音が高くなり、0.5倍速では低くなるのが本来の挙動です。

ピッチ保持トグルを有効にすると、速度を変更しても音声のピッチが元のまま維持されます。ナレーションやインタビュー音声を含むクリップの速度を調整する際に特に重要で、不自然な声の高低変化を防ぎます。

ピッチ保持はWeb Audio APIの処理によってリアルタイムで行われ、プレビューと書き出しの両方で同じ効果が適用されます。

技術解説:スピードランプの実装

イージングカーブはベジエ補間によるフレームタイミング計算で実装されています。各フレームの表示タイミングが速度カーブに基づいて動的に決定されるため、滑らかな加速・減速が実現されます。

ピッチ保持はWeb Audio APIのplaybackRateプロパティとdetune機能を組み合わせることで、速度変更分のピッチシフトを相殺しています。デコード時にはWebCodecs APIのVideoDecoderがフレームを出力し、計算されたタイミングに基づいてフレームのスキップや繰り返しが行われます。

これにより、ハードウェアアクセラレーションを活用した効率的なスピードランプ処理が可能です。

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